我が国の汚水処理整備計画は、下水道等の集合処理を中心に行われ、その整備率は80%に達しました。残りは都市部を離れ住宅が点在 する中山間地域を対象とした個別処理が重要な課題となってきました。平成20年度末には浄化槽の国庫補助率の1/2への引き上げのモデル事業が実施されました。このことは、地方の財政支出の軽減に大きな効力をもたらし、浄化槽の整備事業の促進に大いに寄与することでしょう。
私たちは、市町村の事業計画がスピーディに実行されるため、「浄化槽整備推進事業」のサポートを行う法人を設立いたしました。この法人は、浄化槽事業の計画・調査・施行・維持管理までをトータルにお手伝いします。特に、浄化槽の最重要課題である水質管理に関しては、保守点検・清掃・法定検査を電子一元化し、行政及び管理者によりよいサービスを提供する準備が整いました。
（社）日本水環境推進機構JWECOはこれまで手薄であった浄化槽のサポート事業の新たな展開によって我が国の汚水処理整備率100%の早期実現を目指します。